初めてでもできる！

一言で介護と言っても、施設で働くのか自宅を訪問するかのなど、様々な働き方があります。そのどちらも慢性的な人手不足のため、40代からでも新たな仕事として始めることが可能です。
そこで気になるのが、未経験でも無資格でもできるのかということでしょう。結論を言ってしまえば、仕事をする上では未経験でも無資格でも問題はありません。まだ多くはありませんが、最近では無資格でも採用してくれる施設もあります。
要介護者やご家族に節度を持って接することができれば、未経験でもできる仕事が介護といえるでしょう。
介護職を含む対人援助職というのは、それまでの人生で経験している自分の価値観が問われることが多いですが、40代ともなれば、ある程度人生の機微を経験している年齢といえます。そのため40代は、それまでに経験したことが人格に厚みを持たせている時期です。
年齢を重ねているからこそ分かる事、共感できる事などがあるため、それを最大限に活かすことで要介護者とそのご家族との豊かな人間関係を結ぶことができます。
資格や経験も確かに問われる業界ですが、結局のところ人と人の付き合い、関わりから始まる仕事です。年齢を重ねることで得た経験というのは、どのような資格試験でも得られない価値あるものです。よい介護はよい人間関係があってこそ成立するものであり、知識や資格だけでは決して成り立つものではありません。
今までの人生で得た経験を活かせば、良い介護者となることができるでしょう。ただし、年齢的に若いとはいえないため、自分自身の体調管理も忘れずに行わなければなりません。